140_SS

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青空にお星様が隠れているなら、日常にだって素敵な物が隠れている。だから探すよ、非日常の欠片。
脇の茂みががさりと揺れて、不思議の気配を感じ取る。
喋る兎かツチノコか、胸を弾ませ暴いてみれば、そこにいたのは青大将。舌を震わす大きな蛇に小さな悲鳴がはね上がった。
【或る子の日常】

君がいなくなって、僕は言葉を失った。出てくるのは子供の泣き声に似た、それだけ。
おはようも、おやすみも、いってきますも、ただいまも、あいしてるも、君がいて初めて成り立ったのに。どうして君は冷たい石になってしまったの。
これじゃあ、さようならも伝えられないじゃないか。
【君に伝えたかった言葉】

かち割れ頭は眉を顰める。「頭が重くて仕方ない」刺さった斧に気付かぬまま、不満げに頭を揺らす。
「何でか分かる?」そう聞かれても、生憎私はお口チャック。「斧のせいだよ」と教えることは叶わない。
止むを得ず斧を指し示すと、彼は困ったように笑った。「そう、そこが重いんだ」
【ハロウィン】

へえ、お前、都会から来たのか。疲れた顔をしている訳だ。
速度は何キロまで、一旦停止しろ、右にしか曲がれない、ここに停めるな。
車道だけでも制限だらけ、息苦しいよな、都会は。
でもよ、ここは田舎だぜ。人と山以外何にもない。
だから好きなだけ休めばいい。ここに制限はないんだからさ
【標識】

「あなたのお陰で世界は救われた。ありがとう。これからは元の世界で、倒すべき敵と戦って」
巫女様は憂い顔で、魔方陣を発動させる。勇者の俺を元の世界へ帰す為に。
――気が付けばベッドの上。机に散乱する勉強道具を目にして血の気が引いた。
中間テスト1日目、昼12時のことである。
【寝坊】 

人間はずっと独りぼっちだって思っていた。でも違った。あなたが、嫁になれって言ってくれたの。
とても嬉しかったわ。これから二人は生涯特別な人になるの。
…え、一夫多妻?……浮気なら認めてあげるから、ちゃんと帰ってきてね。
帰って来なかったらあなたの名前を書き残して死んでやるから
【婿×嫁】

『ちょっと呟きすぎじゃない?』
キーを叩く私に対して、心配そうに話しかけてくる。依存気味だと心配しているのかもしれない。本当に可愛い子。
「規制されないうちは平気よ」それに「あんたと戯れているのは楽しいし」
その子は困ったように笑み、ぽそりと呟く。『電車待ちなう』
【携帯擬人化】

子供たちは笑っていた。肩を組み合い、頬に泥をつけ、世界そのものに祝福されたかのような、幸福な笑みだった。
苦労や挫折を知らないまま彼らは大人になりやしない。そこは永遠で、ネバーランドなのだから。
フィルム越しに写真を撫でて、アルバムを閉じる。じゃあな過去よ、また会おう。
【永遠】

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あいつの重荷ならいくらでも背負ってやれるが、俺の重荷を背負わせるのは死んでも嫌だ。
対等じゃないけど、俺は彼氏じゃなくて男になりたいんでね

きらきら光る横顔は、この位置じゃないと見られない

【片思いも悪くないと思えるコピー】

わたしは、あなたほど利用価値があるものを知らない

あなたの前に現れたことを悔いない日などありませんでした

空気と思ってくれても構わないので、あなたのそばにいていいですか?
その笑顔を、ずっと見ていたいんです

【最高の愛情表現】

煩い、黙れ、今すぐ消えろ、俺をいちいち惑わすな

気高い君の隣に立つ、そんな男になりたかったんだ

あなたに褒められたこの声も、あなたの耳に届かないなら何の意味も持たないの

いい加減、こっちを見ろよ

私の世界に、あなたが欲しい

【恋】

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